滋賀県の概要

最新情報はSNSにてお届けしてます!  

滋賀の概要

私たちの街・湖国「滋賀県」は本州の中心にあたり、古来より交通の要衝であります。東海道・中山道・北陸道が合流する陸上交通の要衝でもあり、「近江を制する者は天下を制す」として度々戦乱の舞台・歴史の中心ともなってきました。現在は関西でも屈指の住みやすい街とされています。
 
重要拠点であったことから日本史上の関わりが極めて強く、県全土にわたり自然・歴史・文化的資源が豊富に存在します。歴史的な要素も加わり、多くの出身者が近江商人として全国各地に進出し、「琵琶湖の鮎は外に出て大きくなる」という諺まで生まれました。また、諺では「急がば回れ」の語源となった土地でもあります。

滋賀の別名

滋賀県は別名「近江」の国と呼ばれています。「近江」とは都から近い海・「近つ淡海」に由来します。「近つ淡海」とは、滋賀県が「湖国」と呼ばれるように琵琶湖をさし、琵琶湖は現在でも滋賀県のシンボルとなっています。

滋賀の自然・伝統工芸・文化財

琵琶湖周辺には余呉湖、西の湖、伊庭内湖の3つの湖、沖島、竹生島、多景島、沖の白石の4つの島もあり、島に渡り観光を楽しむ事ができます。滋賀県の総面積に対し、総面積の38%にあたる自然公園もあり、自然公園面積では全国1位です。
 

ちなみに、行ってみたい都道府県では46位と
全国で46番目に有名な県であり、それ故に多くの歴史的遺産、街並み、自然が残り、多くのドラマや映画のロケ地として利用され、様々な時代を映す作品やスクリーンに登場しています。滋賀県には、1件の世界遺産(文化遺産)、55件の国宝、806件の重要文化財が指定されています。国宝の指定件数は全国5位、重要文化財の指定件数は全国4位、国宝建築物数は全国3位となっています。

【郷土料理・素材例】
近江牛・近江米・江州米・近江茶・政所茶・朝宮茶・鮒寿司・鮒の子まぶし・子持鯉の煮付・湖魚(小鮎・ホンモロコ)佃煮・鮎巻・えび豆・ビワマス・セタシジミ・鯖のなれずし・鴨鍋・鴨すき・赤こんにゃく・日野菜・赤カブ漬け・焼鯖素麺・糸切餅・丁稚羊羹・うばがもち等
  

【伝統工芸・工芸品例】

信楽焼・湖東焼・下田焼・彦根仏壇・浜縮緬・近江上布・近江真綿・小幡人形・びん細工手まり等
  

【伝統芸能・祭礼例】
長浜曳山祭・大津曳山祭・水口曳山祭・日野祭・篠田の花火・左義長・鍋冠祭・江州音頭等
  

【文化財例】
比叡山延暦寺・園城寺・勧学院・金剛輪寺・御上神社・光浄院・常楽寺・西明寺・兵主大社・善水寺・大笹原神社・長寿寺・都久夫須麻神社・日吉大社・彦根城・苗村神社・宝厳寺など
重要伝統的建造物群保存地区:坂本の石積・近江八幡の町並み・五個荘町金堂の町並み

  

滋賀の市町

滋賀県内には1336町があり、琵琶湖を中心に湖北(こほく)・湖東(ことう)・東近江(ひがしおうみ)・甲賀(こうが)・湖南(こなん)・大津(おおつ)・湖西(こせい)地域と7つに区分されています。琵琶湖が県内いっぱいに広がっているように思われていますが、琵琶湖の大きさは滋賀県の総面積の6分の1なのです。琵琶湖周囲を山脈・山地が取り囲み、中央部に琵琶湖と近江盆地が広がっています。
自然豊かで気候のよい滋賀県は、主要都市のベッドタウンとしても注目されており、全国でも人口増加率の高い県の1つでもあります。東部や南部では新興住宅地が広がり、全国でも有名な企業も進出しています。北部や西部は田園風景が広がりのどかな風景が広がっています。
 
【湖東・東近江地域】
平野部が大きく開けており、穀倉地帯や交通の要衝として栄え、肉牛の飼育も盛ん。近江商人を最も多く輩出した地域であり、現在でも近江商人の「三方よし」の精神が受け継がれています。

【湖南・甲賀地域】
かつての東海道が通る交通の要衝であり、平野部も多いため、古くから開発が進んだ地域で、京や大阪と繋がりが強く、現在は通勤通学圏として最も人口の多い地域です。

【湖北地域】
京阪から最も遠い地方であり、関西文化圏の東端であるとともに北陸地方や東海地方との緩衝地帯であるため、伝統的な文化や景観が保たれています。

【湖西・大津地域】
畿内と若狭湾・北陸地方を結ぶ街道筋で京都との繋がりが強く、平野部が少なく、琵琶湖近くまで山地が迫る自然豊かな地方です。

滋賀の歴史

滋賀県はその地理的特性から、奈良・京・大坂への物資や人材の供給源および中継地、あるいは畿内と東国・北国とを結ぶ要衝として発展し、織田信長が当時の政治の拠点としたことにもとれるように、日本の中央史に大きく関わってきました。
 
また、現在もゲームやドラマで人気の武将が当時の近江(滋賀)に居を構え、石田三成、浅井長政、藤堂高虎、蒲生氏郷などの武将も近江(滋賀)出身。羽柴秀吉、豊臣秀次、山内一豊、明智光秀、甲賀忍者などの武将に関する多くの逸話を生み出した魅力的な土地でもあります。

琵琶湖だけじゃない!滋賀の魅力

滋賀県には、聖地といわれるイベントや名所があり多くの方が訪れます。毎年イベントも開催!

【カルタの聖地】
大津市にある近江神宮は「かるたの聖地」と呼ばれ、毎年かるたに関する神事や競技かるた大会が行われます。アニメや映画「ちはやふる」でも注目されています。通年様々な行事が開催。
 
【アニメの聖地】
豊郷町の旧豊郷小学校校舎群は、アニメ「け○おん」のモデルになったヴォーリズ建築の小学校とされており、アニメや軽音イベントが開催されている。ドラマ・映画のロケ地としても有名。
 
【ご当地キャラの聖地】
彦根市のキャラクター「ひこにゃん」がいる彦根は、全国のご当地キャラクターの聖地といわれ、毎年10月に全国から250体以上のご当地キャラが集結し、ご当地キャラ博が開催されています。

 
【戦国の聖地】
近江八幡市安土町には、戦国の覇者「織田信長公」が安土城を築いた地。安土城址がある安土山には多く見どころがたくさん。復元された黄金天主も必見。現在も12座安土衆が街を守ります。
 
【商人の聖地】
各地の名産を全国に広げた近江商人が、商売の拠点とした街並みが残る東近江地区。近江八幡市・東近江市五個荘・日野町には、映画やドラマ劇中にも登場する近江商人の屋敷が点在します。
 

収録協力